Publishing × Cursor
青空文庫 → InDesign
組版パイプライン
青空文庫のテキストを、Cursor(AI)と対話しながら変換ツール化し、InDesign でフル組版。
印刷用 PDF まで仕上げた制作事例です。「機械が得意な変換」と「私が決める設計」を分けたワークフローです。
エンジニア教育を受けたわけではなく、プロンプトエンジニアリングとバイブコーディングで実装を進めています。
Python / Tkinter
Cursor・対話
プロンプトエンジニアリング
InDesign Tagged Text
印刷用 PDF
EPUB(学習中)
Overview
青空文庫テキストにはルビ・傍点・見出し・字下げ・外字などの注記が多く、手作業で InDesign 向けに直すのは現実的ではありません。
そこで変換アプリを実装し、タグ付きテキストとして流し込んだうえで、版面の設計は InDesign 上で判断しました。
ゴールは EPUB ではなく、まず印刷用 PDFとしての完成度。電子書籍ルートはアプリ内に別系統で用意しつつ、並行して学習しています。
Role Split
Cursor(対話・実装)
- 青空文庫 → InDesign タグ付きテキスト変換
- プロンプトエンジニアリングで仕様を言語化
- EPUB 用 XHTML への別系統書き出し
- 段落スタイル名の対応づけ GUI
- 未解決注記・外字の確認用ログ
- 配布用 exe パッケージ化
私 × InDesign(フル組版)
- 段落スタイル設計と名前の事前定義
- ルビ・傍点など版面への翻訳
- 余白・行長・見出しの強さ
- 外字・怪しい箇所の組版確認
- オリジナル DTP としての印刷用 PDF 仕上げ
Workflow
01
青空文庫 .txt
注記付きテキストを読み込み
02
Cursor と対話
プロンプトで変換アプリを実装
03
InDesign へ配置
UTF-16LE タグ付きテキスト
04
印刷用 PDF
InDesign フル組版で書き出し
Features
変換まわり
- ルビ(境界あり/なし)を InDesign ルビタグへ
- 大/中/小見出し、「は中見出し」形式にも対応
- 1〜3 字下げを段落スタイルへマッピング
- 改ページ・不要注記の整理
運用まわり
- スタイル対応を JSON で保存・再利用
- 未対応注記はログで見える化
- 変換結果をそのまま正解にしない前提
- AozoraConvert.exe として配布可能
Tech Stack
Python
Tkinter
Cursor
InDesign Tagged Text
UTF-16LE / UNICODE-WIN
PyInstaller
XHTML(EPUB 用)
Insight
AI は「組版者の代わり」ではなく、組版の前工程を短縮する相棒でした。
非エンジニアでも、Cursor との対話とプロンプトエンジニアリング(バイブコーディング)で変換まで届き、
自動化したから設計に時間を使える——その線引きが今回いちばんうまくいった点です。